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CDスタッド用テスティングツール

CD Stud Testing tool

[PDFファイル(単品)]

概要

  • M3.M4用非破壊テスティングツール(倒れモーメントに依るテスティングツールです。)
  • M3.M4のスタッドボルトに最適です。

このテスティングツールは、スタッドボルトの溶接部強度を簡易的に確認するための、非破壊検査ツールです。スタッド溶接されたボルトにツール先端部のソケットを挿入し、曲げ方向に力を加えることにより検査することが出来ます。スタッドボルトサイズ毎に、ツール先端部のソケットを交換して使用して下さい。また、テスティングツール本体はM3~M5用とM6用の2種類あります。テスティングツール本体内部の設定スプリング径が違いますので、注意して使用して下さい。

スタッドボルトサイズに合ったソケットを使用して下さい。また、テスティングツール本体の適用サイズを確認して下さい。間違うと正しい検査が出来ません。

仕様

テスティングツールの仕様

①テスティング
ツール本体型式状
本体
商品コード
②適用ソケット ソケット
商品コード
備考
M3~M5用 190126 M3:PA-02-088-4 190085 φ1.8
M4:PA-02-088-5 190086
M5:PA-02-088-1 190064
M6用 190125 M6:PA-02-088-2 190059 φ2.0

【アッセンブリー型式】

型式 商品コード 備考
PA-02-460-M3 190120 φ1.8
PA-02-460-M4 190121
PA-02-460-M5/TS5 190118
PA-02-460-M6/TS6 190117 φ2.0

使用方法

  1. 溶接されたスタッドボルトサイズに合ったテスティングツール本体とソケットを準備します。ソケットはテスティングツール本体にねじ込み式となっています。スパナやモンキーを使用してテスティングツール本体に取付けて下さい。

    使用方法1

    スタッドボルトサイズに合ったソケットを使用して下さい。また、テスティングツール本体の適用サイズを確認して下さい。間違うと正しい検査が出来ません。

  2. テスティングツールで検査する値を調整します。③の部分を対辺6のスパナやモンキーを使用して、時計と反対方向に回すと、赤線印が目盛の大きい方向に動きます。下表を参考にして、検査する目盛に調整して下さい。

    使用方法2

    テスティングツール本体サイズ スタッドボルトサイズ 目盛値 スタッドに加わる力(N) 参考:引張り荷重(N)
    M3~M5用 M3(φ3) 353 (611)
    M4(φ4) 637 (1103)
    M5/TS5
    (φ6)
    804 (1392)
    980 (1697)
    M6用 M6/TS6
    (φ7)
    833 (1442)
    1013 (1754)

    検査出来るスタッドに加わる力や引張り荷重は、母材厚0.8mm時の参考値です。テスティングツールの目盛値で強度を保証するものではありません。
    スタッドボルトサイズ欄の括弧内数値は、溶接部径を示します。

    テスティングツールの目盛は参考値です。母材板厚を確認して調整して下さい。

  3. スタッド溶接されたボルトに、テスティングツール先端部のソケットを確実に挿入します。

    使用方法3

    確実に挿入されていないと、正しい検査を行うことが出来ません。

  4. テスティングツール本体のローレット部を持って、曲げ動作方向に力を加えます。曲げ動作方向以外に動作させないで下さい。スタッドボルトの曲がりや溶接部の母材剥離が発生します。

    使用方法4

    曲げ動作方向以外に動作させないで下さい。スタッドボルトの曲がりや溶接部の母材破断が発生します。

  5. 『カックン』と音がすると検査終了です。それ以上、曲げ動作方向に動作させないで下さい。スタッドボルトの曲がりや溶接部の母材破断が発生します。

    狭い場所等で使用する場合は、手を挟んだりしないように気を付けて下さい。

注意点

  1. 母材板厚等によっては、検査終了後スタッドボルトの曲がりや溶接部の母材破断が発生する場合があります。テストピース等で確認してから、実物の検査を行って下さい。また、スタッドボルトの曲がりや溶接部の母材破断が発生する場合は、テスティングツールの設定目盛値を小さくして使用して下さい。

    注意点1

  2. スタッド溶接する面と反対側の面(裏側)が化粧面となる場合、テスティングツールでの検査で歪が発生することがあります。テストピース等で確認してから、実物の検査を行って下さい。歪が発生する場合は、テスティングツールの設定目盛値を小さくするか、テスティングツールの使用を中止して下さい。

    テストピース等で確認してから、実物の検査を行って下さい。

保守・点検

  1. スタッドボルトサイズに合った、テスティングツール本体とソケットを使用して下さい。
  2. 動作部には、適度にグリースを塗布して下さい。
  3. 動作部の磨耗を点検して下さい。磨耗している場合は、部品の交換をお願いします。

    保守・点検3

参考データ

  1. テスティングツール目盛と曲げモーメントの関係

    参考データ1

  2. テスティングツール目盛とスタッドに加わる力の関係

    参考データ2

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